福岡市技能職団体連合会

ふくおか図鑑

左官

左官とは

コンクリート、セメント、モルタルなどの素材を塗ったり、砂壁や漆喰(しっくい)仕上げなどを施したりして、壁や床の最終的な表面を仕上げる仕事です。

歴史は古く、飛鳥時代まで遡ります。神社・仏閣・城・住宅・・・・・と、日本の建築文化に大いに貢献してきました。

近年、土壁を施した家屋は少なくなりましたが、古民家再生や健康への関心が高まるにつれ、天然素材の塗り壁は耐熱性、保湿性、防火性などの優れた機能を持つことから、安全・健全な素材として再び注目を集めています。

 

 

 

 

左官のやりがい

天候や湿度を読みながら作業を行うため、技術だけでなく五感も必要な仕事です。

また、途中で作業を中断してしまうと、整える前に塗材が乾いてしまうなど、時間内に確実に仕上げなければならない難しさもあります。

しかし、一方で建物を建築する上で大事な役割を担っており、「作品」を完成させるような達成感や喜びも大きい仕事です。

※写真は瓦や平石を壁に張って模様を作る博多塀。


 

 

福岡市左官業組合としての取り組み

・技能検定(3級、2級、1級)

・技能五輪全国大会

※写真は[現代しっくい]の講習会の様子

  

  

   

メッセージ

左官の職は、女性が少なく、子どもたちにもよく知られていません。

男女、年齢を問わず、幅広く多くの方に知っていただき学ぶ機会を持っていただきたいと思っています。

左官の仕事で、現代社会の課題でもある環境問題や社会の多様性などを考えるきっかけにもなり、

事業の発展だけにとどまらず社会貢献もできるのではないかと思っています。

 

 

 

 

(一社)福岡市左官業組合
大正11年(1922年)設立され、2022年で100周年を迎えます。
福岡県内における左官工事に関する調査及び研究並びに左官業 に対する技術の進歩改善を行うことにより、社会の健全な発展及び技術の向上を図り、もって左官業の社会的、経済的地位の安定及び福祉の向上に寄与することを目的としています。

〒814-0121 福岡市城南区神松寺2-11-18
https://www.fukuokasakan.com/
TEL:092-407-2671 
FAX:092-262-4134
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