ふくおか匠図鑑
彫金師
彫金師とは
ジュエリー作家、貴金属装身具製作技能士とも言います。
一説には、日本では銀細工がまず外国から伝えられ、長崎の平戸で盛んだった平戸細工と呼ばれる銀細工が貴金属細工の発祥とも言われていますが定かではありません。
現在の彫金師の主な工程としては、まず、お客様の希望をうかがって、材料(宝石、金、プラチナなど)を仕入れ、デザインを決めたりした後、製作加工にとりかかります。中にはご自身で、例えば、お母さまからいただいた宝石を自分の好きなデザインにしたいと持参される方などもいらっしゃいます。
彫金師のやりがい
基本的には、お客様の依頼を受けて製作する仕事なので、出来上がってお渡しするときのお客様の反応で「喜んでいただいたな」と感じた時が一番嬉しいです。
また、自分が納得できる作品に仕上がった時にやりがいを感じます。
今、若い人がこの仕事に少なく、職人になろうという人が少ないことが心配ですが、違ったとらえ方をすれば、高齢の職人が退いた後は、若い人にどんどん活躍の場が広がるチャンスの時期でもあります。近い将来に、若い職人さんが活躍する仕事になるのと期待したいです。
福岡市貴金属工芸組合としての取り組み
・技能検定(3級、2級、1級)の実施
・子どもたちのものづくり体験の講師等
・各会員は個別に展示会等を開催
などの活動を行っています。
※右の画像は子どもたちのものづくり体験で製作するキーホルダーのサンプル
彫金師を目指そうとする方へ
根気が必要な仕事です。何より、ジュエリーが好きな人、そして細かい手仕事が好きな人でなければ続けられません。しかし、この仕事に向いている人にとっては、一生涯、自分が好きなことをやりがいのある仕事として続けることができます。この仕事に自分が向いているのかどうか、しっかり自分の適性を見つめ、目指して欲しいと思います。
福岡市貴金属工芸組合
〒814-0113 福岡市城南区田島4-14-16
TEL:092-846-2973
FAX:092-846-2973
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