ふくおかヤングアルチザン
和裁士
野田 千尋
和裁士野田 千尋
和裁士になろうと思った動機
幼い頃から、小物(袋物など)をつくることが好きでした。
学生の頃に、将来、手に職をつけたいと思っていたところ、5年間で一人で自立できる職業である和裁士のことを知りました。
自宅から近いところに師匠宅があったこともあって、この和裁士に就こうと決めました。
和裁士のやりがい
お客様からの嬉しい声が励みになります
打掛や袴などは他のものと比べて特に難易度が高いのですが、そのような難しい仕事をやり遂げた時にやりがいを感じます。
私はまだ、直接お客様とお話しする機会がほとんどないので、店の方伝えに「お客様から着やすかったという声があった」などと聞くと、とても嬉しく励みになります。
将来の目標
和裁の技術を次の世代へ
和裁士という仕事に出会えて本当によかったと思っています。この仕事で得られた技術やつながりは、お金にかえられないものだと思っています。
だからこそ、この技術を次の世代の若い人達に教えられるようになりたいと思っています。
和裁士職人歴:26年野田 千尋
取材を通じて、野田さんの先輩の職人からは「真面目で妥協を許さない、納得するまでやり遂げる人で、とても頼もしく思っています。」とのお話をいただきました。日本の伝統技術である和裁士という仕事に誇りを持って取り組まれている姿がとても印象的でした。
所属:(一社)日本和裁士会福岡県支部
〒815-0032 福岡市南区塩原1-22-17
TEL:092-512-5665 FAX:092-512-5667