ふくおかヤングアルチザン
かまぼこ職人江越 雄大
かまぼこ職人になろうと思った動機
祖父母が現在の会社の創業者で、自分も長男なので、なんとなく家業を継がなければという思いはずっともっていました。工場兼自宅だったこともあり、子どもの頃から一番身近な職業ではあったのですが、正直、あまり興味があったとは言えません。けれど、自分が社会人になってから、祖父母や両親ががんばってきて、今の自分があると思う気持ちが強くなり、家業を継ぐ決心をしました。
(本ホームページでは、現在、「魚肉すり身」と「魚肉ねり製品」を製造している職人さんを「かまぼこ職人」として紹介します。)
やりがい
工場だけでなく、直売店やネット通販もしているので、お客様からの「美味しい」「こんなに美味しいとは思ってなかった」「ねり物に対する概念が変わった」などの声を直接伺うことができ、励みになっています。
将来の目標
日本の伝統的な食品である「ねり物」は、美味しさだけでなく、健康の面でも優れていて「フィッシュプロテイン」として着目されています。けれど、いろいろな食品が溢れる現代では、なかなか日常的に定着して食べられるのが難しい現状もあります。
自分の会社の強みは、鮮魚を仕入れてつくる「すり身」です。今は、この「すり身」をお客様方の日常の献立に入れていただくことを目標に、調理方法や新たな食品開発等、いろいろなアイディアで頑張っているところです。
一緒に頑張ってもらえる若い仲間も欲しいので、若い人が働きたくなる職場、仕事内容なども考えたいと思います。
取材して:機械化が進み、昔ながらのかまぼこつくりのイメージとは随分違う「職」の姿になっていると思います。そのような中、若い世代の職人さんが、前向きに自身の「職」の魅力をとらえ、SNSも積極的に活用しながら「職」を繋いで行こうとしている姿は、とても清々しく、頼もしく思えました。きっとその先に、新しい道が開けていくのだろうと、期待をもって応援したいと思います。
所属:福岡蒲鉾協同組合
810-0072 福岡市中央区長浜3丁目15-1
電話:080-1713-5509 FAX:807-4356
メールアドレス:fuku-kamaboko@san.bbiq.jp