令和6年度 百道小学校「小学生ものづくり体験講座」
体験講座
◎福岡市技能職団体連合会では、会員団体の技能職者を講師とした「小学生ものづくり体験講座」を実施しています。
【事業の目的】
小学生を対象に、子ども達がものづくりの価値を実感するとともに、自身の将来の職業選択の幅を広げ、進路選択にいかすことができるよう、技能職者(ものづくりの専門家)による実演や子ども達が体験できる様々な分野の体験講座を実施するもの。
令和6年度、第3回「小学生ものづくり体験講座」は、福岡市立百道小学校で次の通り実施しました。
1 日 時 令和6年11月15日(金) 13:45~15:20
2 場 所 福岡市立百道小学校
3 対 象 88名(6年生)実
4 体験講座 ・畳:ミニ畳づくり
・左官:アートな塗り壁づくり
・調理:肉じゃがづくり
・美容:美容を体験しよう
・建具:ミニ障子衝立づくり、カンナがけ
5 講 師
・福岡県畳工業組合:熊丸 剛、都地 隆幸、奥川 俊平、安倍 徹、伴 俊彦
・(一社)福岡市左官業組合:荒木 大介、丸田 和喜、前田 久実晴、丸形 翼、宇都宮 零二
・福岡県調理師連合会:橋口 覚浩、平川 泰司、筒井 琢磨、高松 翔大
・福岡県美容生活衛生同業組合:笹嶋 美由紀
・福岡市建具工業組合:新内 一秋、井上 吾朗、小野原 三幸、紐本 敏春、松嵜 幸平
【畳:ミニ畳づくり】
それぞれ好きな柄のヘリを選び、頑張って硬い畳にヘリを縫い付ける作業を行いました。小さな畳ですら大変なのに大きな畳を、しかも何枚も素早く縫う職人さんはすごいなあと児童たちは驚いていました。お家はフローリングという児童たちも、畳は温度調節効果や空気清浄効果、リラックス効果があることを知り、改めて畳のよさ、素晴らしい日本の文化だと知ってもらえました。
【左官:アートな塗り壁づくり】
左官職人は、家の内装など身近なものから世界遺産の修理など多岐にわたって活躍している仕事ということを学びました。オリジナルの塗り壁作品づくりでは、まっすぐ、たいらに塗ることは難しかったようですが、いろいろな模様の入れ方を教えてもらい、楽しく作業することができました。難しくても、最後まで集中してあきらめないという姿勢も学ぶことができた貴重な時間となりました。
【調理:肉じゃがづくり】
食材ごとの切り方や調味料の入れる順番(さしすせそ)などを教わり、美味しく仕上がるよう丁寧に肉じゃがをつくりました。みんなで協力してつくることも貴重な経験となりました。
また、今回は肉じゃがのほかにプロがつくったスープも飲むことができました。プロの味に児童たちは感動して、もっと上達して家でもいろいろな料理がつくれるようになりたいという感想が多く寄せられました。
また、今回は肉じゃがのほかにプロがつくったスープも飲むことができました。プロの味に児童たちは感動して、もっと上達して家でもいろいろな料理がつくれるようになりたいという感想が多く寄せられました。
【美容:美容を体験しよう】
美容の仕事といっても、ネイリストやエステティシャン、アイリストなど、ジャンルは様々です。今回はマネキンの髪結いとネイルチップ制作を体験しましたが、誰が見てもきれいに仕上げるのには大変な集中力が必要で、児童たちも一生懸命頑張りました。仕上がった作品は児童の個性が出る素敵なものとなりました。
【建具:ミニ障子衝立づくり、カンナがけ】
建具を知らなかった児童が多かったのですが、家の中にある仕切り、ドア、障子なども建具ということを教えてもらい、意外にもは身近なものであることに気づきました。少しのずれでも、仕上がりが汚くなったり、うまくかみ合わなかったりするため、児童たちは「ものをつくるときは丁寧につくる」ということを学んでくれました。丁寧に挑むという姿勢が今後いろいろな場面で役に立つといいですね。