ふくおかヤングアルチザン
理容師平野 彰敏
理容師になろうと思った動機
実家が理容業をやっていて、両親とも理容師で、幼い頃から馴染みのある職業でした。
高校時代は、カヌー部に所属していて、カヌー人口を増やしたいと思い、体育教師になりたいと思ったこともありましたが、一足先に理容師になっていた兄のアドバイスもあって、理容師になる決心をしました。
この仕事のきつさも知っている父からは、「本当に続けられるのか」と何度も聞かれました。
高校は環境緑地科だったので、造園技能士の資格ももっています。高校の先生から「植物を切って(剪定して)いたのが、人の髪を切るようになるのか」と冗談まじりに言われたことも、今では懐かしい思い出です。
理容師のやりがい
単に髪を切るという作業をしているのではなく、その人に合った切り方を常に考えながら仕事をしています。
お客様の「すっきりした」「次も頼むね」などの声を直接聞くことができて、日々やりがいを感じています。
中には、子どもの頃から来てくれているお客様もあり、最近「大人になったなあ」と感じたりして、その方の成長の過程を一緒に知っているという楽しみもあります。
将来の目標
一人一人のお客様が長くかかわってくださる職業です。だからこそ、お客様に喜んでいただけるよう長く続けていきたいです。
また、そんな自分の経験や考えを話して、育ってくれる後輩がでてくれるといいなあと思っています。
2012年、イタリアのミラノで開催された海外の大会に出場し、その時の作品が翌年「スタイリストオブザイアー2013」で「ヤングトレンドフリースタイル 銀メダル」を受賞。
2013年技能五輪全国大会理容職種部門金賞受賞(理容職種では福岡県初)。
所属:福岡市理容連絡協議会
〒812-0022 福岡市博多区神屋町8-3
TEL・FAX 092-262-4134
福岡市内の7支部長が、毎月、業界発展や後継者育成のための会議等を行い、支部員の協力の元、県組合、理美容専門学校と共同で各種体験講座等の講師を努めるなど、様々な活動要請に応えている。